アルミホイールを正しく安全にご使用いただくために

販売店様及び、当社アルミホイールをご使用いただくお客様へ、必ずお読みください。

ホイールを選択される時

確認
ホイールのサイズ・オフセット・取付穴数・PCD・取付面形状が装着する車両に適合しているか必ず確認して下さい。
これらが不適合の場合は車両に装着できません。
また、ホイールのサイズとタイヤサイズが適合していることも必ずご確認下さい。
注意
同一車種には同一サイズ、同一品種のホイールをお選び下さい。
異なったホイールを混用されると操縦安定性を損なう恐れがあります。
警告
センターキャップを装着する際、特にホイール裏面より差し込むタイプのキャップは、キャップ内径と車両のハブ穴径が適合するかご確認して使用して下さい。
不適合のキャップを装着した場合、ホイールの密着不足による振動や走行不安定が発生し、ナット・ボルトの締め付けトルク不足で緩みや外れを招く原因となります

タイヤを組み付けるとき

確認
タイヤ組み付け前に必ず製品の確認を行って下さい。
製品の管理には十分気をつけておりますが、この時点で万が一製品に問題がございましたら、お買い上げ店もしくは発売元までご連絡下さい。
タイヤ装着後の製品は、クレーム対象外となる可能性がございますのでくれぐれもご注意下さい。
危険
タイヤとホイールのリムを組み付けるときはリム形状にあったリム組み方式(ノーマル形状はディスク表面を上にセット、リーバース形状はディスク表面を下にセット)にてタイヤビート部及びフランジ部に潤滑剤を塗布してタイヤやホイールを傷つけないようにご注意して下さい。
誤った作業は人身事故の原因となりますので専門店またはお買い上げ店での作業をお勧め致します。
注意
エアーバルブは付属の専用バルブを必ずご使用下さい。
別タイプのバルブを使用すると、形状・寸法の不適合のためバルブ穴から空気漏れの危険性があります。
またバルブが古くなった場合、パッキン等のゴムが劣化し、空気漏れの原因となりますので注意して下さい。
確認
タイヤをホイールに組み付け後)水槽などでタイヤとリムの勘合部、バルブ周辺等に空気漏れが無いか確認して下さい。
空気漏れの兆候がある場合は、タイヤを外してタイヤ・ホイールおよびバルブに異常が無いか確かめた上、再度リムに組みつけて確認して下さい。
注意
走行前には空気圧点検を必ず行って下さい。
空気圧の不足は小さな衝撃でもタイヤ・ホイールを傷める原因となりますのでご注意下さい。
注意
(タイヤをホイールに組み付け後)必ず全てのホイールバランス調整を行って下さい。
バランス不良は異常振動やタイヤの偏磨耗を引き起こす原因となります。

車両への組みつけについて

危険
ホイール付属の取付ナットまたは取付ボルトがある場合はそれを使用して下さい。
ホイール取付ナット座はテーパー座、球面座および平面座があり、この形状が異なると十分な締め付けができないので、取付ナット・取付ボルトが緩んで大変危険です。
取り付け前にはホイールのナット座と車両のハブボルト・ナットのねじ径、ねじピッチが合致していることを確認して下さい。
警告
車両の取付面およびハブボルトに異物・錆等が付着している場合は除去し、傷・損傷が大きい場合は新品のハブボルトに交換して下さい。
ハブボルトおよびハブナットのねじ部には油脂類を塗布すると締め付けトルクが保持できなくなるので塗布しないで下さい。
警告
取付ナットおよび取付ボルトの締め付けは仮締めを行い、その後トルクレンチにて推奨トルク(M14[4WDの5・6穴]157〜177N・m{16〜18Kgf・m}、M12[乗用車]88〜118N・m{9〜12Kgf・m}、M12[4WDの5・6穴]118〜147N・m{12〜15Kgf・m}、M10[乗用車]49〜69N・m{5〜7Kgf・m}を目安)で締め付けて下さい。
またインパクトレンチを使用される場合は低いトルクで仮締めをして、その後推奨トルクで必ずトルクレンチを使用して締め付けて下さい。
取付ナットまたは取付ボルトの締め付け過ぎはホイールのナット座・ハブ穴の変形およびボルトの損傷となり、締め付け不足はナット・ボルトの緩みや外れの原因となりますのでご注意下さい。
注意
車両の取付面に錆・ゴミ等の異物が付着している場合は除去して下さい。
またビス・ピン・ボルト根元のワッシャーが装着されている車両は、ホイールと干渉すると密着不足のため、ナット・ボルトの緩み、破損の原因となりますのでホイール取付面に干渉しないことを必ず確認して下さい。

車両への組み付け後について

注意
装着初期やタイヤ・ホイールの位置交換後は取付ナットまたは取付ボルトが緩む場合がありますので、約100Km走行後、推奨トルクにて増し締めを行って下さい。
また、定期的に取付ナットまたは取付ボルトの緩みが無いか点検を行って下さい。

走行中・使用について

注意
装着初期やタイヤ・ホイールの位置交換後は取付ナットまたは取付ボルトが緩む場合がありますので、約100Km走行後、推奨トルクにて増し締めを行って下さい。
また定期的に取付ナットまたは取付ボルトの緩みが無いか点検を行って下さい。
警告
急発進・急制動・急旋回等の無理な走行、乱暴な運転はタイヤ・ホイールを傷めるだけでなく、重大な事故の原因になりますので絶対に行わないで下さい。
注意
歩道・縁石・凸凹等への乗り上げや、縁石にリムフランジを擦り当てる等はホイールを変形させたり、亀裂を生じさせる原因となりますので十分注意して下さい。
警告
走行中に走行の不安定・異常振動・異常音を感じた場合、すみやかに安全な場所に停車し、タイヤの状態・ホイールナット(ボルト)の緩み・ホイールの変形・車両の足回りを点検して下さい。
異常があった場合には直ちに使用を中止して下さい。

日常点検・お手入れおよび保管について

注意
洗車機(スチーム洗浄・高圧洗浄を含む)の使用は、ホイールに傷・変色を生じる可能性がありますので柔らかい布等を使用して手洗いで行って下さい。
確認
アルミ合金は耐食性に優れていますが、水分や土等が付着した状態で長時間放置しておきますと光沢にムラが生じますので常にきれいな状態にして下さい。
特に海辺や雪道悪路等を走行した後は必ず十分な水洗いをして水分をふき取って下さい。
またホイールに付着した汚れ・ブレーキパッドの粉塵・ローターの粉塵等の付着物を長時間放置するとクリアー塗装面の糸錆の原因となりますので、常にきれいにな状態になるよう洗浄を心がけて下さい。
洗浄の際にはブラシ・たわしを使用するとリム・ディスク・その他付属品を傷付け、腐食の原因となりますので絶対に使用しないで下さい。
確認
タイヤ・ホイールの保管の際には、きれに洗浄して乾燥させた後、直射日光・雨水・油類・高温多湿のところは避けて保管して下さい。
また再度車両に装着する時は空気圧の確認や、バランス調整を必ず行って下さい。

修理加工について

危険
変形したり、亀裂の入ったホイールを使用したり、お客様自身または修理業者等での修理・加工は絶対にしないで下さい。
変形・亀裂部は表面だけでなく、内部にも歪みを生じていたり、修理・加工時に生じる熱によって影響を受け、強度低下を招きます。
またリムの真円度を完全に元に戻すことは困難であり、黙示では確認できない歪みが生じる可能性が高いです。以上の行為を行って発生したクレームは保証の対象外とさせて頂きます。
危険
組立式(2・3ピース等)ホイールのリムとディスクの組立ボルトは製造時に規定のトルクで締め付けておりますので、分解・ボルトの緩め・増し締めはホイールの変形・ホイールの強度低下・組立ボルトの劣化・緩み・外れが生じ、重大な事故を招く可能性が高いため絶対に行わないで下さい。

その他の注意点について

警告
この製品は「乗用車軽合金製ディスクホイールの技術基準」および「トラック及びバス用軽合金製ディスクホイールの技術基準」によって製造されておりますので、通常使用には何ら問題ありませんが過積載や誤った取扱い、日常の保守管理を怠ったり、または違法改造車両(エンジン改造・駆動系改造・サスペンション改造およびその他の改造)に装着したり、競技用車両(レース・ジムカーナ・ラリー・ダートトライアル等)に装着したりしますと一般走行とは異なった大きな力が加わり、破損事故を起こす危険性が高いため絶対に行わないで下さい。
注意
この製品に装着するタイヤは指定空気圧450kpa迄となっておりますので、指定空気圧550kpa以上のロードインデックスの高いLTタイヤを組み込む際には、必ずお買い上げ店もしくは発売元にご相談下さい。特に3ピース製品は構造によりはリムが変形したり、組立ボルトに負荷がかかりすぎエア漏れを起こす原因になります。
注意
このホイールは一般通常条件を前提に製造しております。故意に空気圧を下げて走行したり、海岸付近や凍結防止剤を散布した道路を走行して、これらの手入れを怠った場合に発生した外観上・機能上のクレームには誠に勝手ながら応じられませんのであらかじめご了承下さい。